ハゲの歴史②『私は坊主にした』
ハゲを認めた私はさっそく自分のハゲを治療すべく病院を探しましたが、
専門的な病院は見つからなったので最寄りの皮膚科に通院することにしました。
→皮膚科と専門病院の違いについて
皮膚科へGO』
たまたま近所にAGA治療ができる皮膚科が見つかったので
成人式からすぐに皮膚科に通院しました。
その時の病院での流れについて大まかに以下の通りでした。
①診察
ハゲ始めたころの話から普段の食生活を聞いたうえで頭皮を触診します。
②写真撮影
治療室に通されると生え際をカメラで撮ります。
※治療の途中経過を確認するためです。
③投薬治療
ほとんどの病院でプロペシアとよばれる内服薬を処方されます。
このプロペシアは性欲減退、肝機能障害がおこるリスクもあり、
さらに健康保険適用外なので約1万円を全額自己負担になります。
あとは投薬治療を続けながら月一で病院で経過観察を行い、
投薬治療を5ヶ月続けました。
しかし、結果は
変化なし!相変わらずのベジータ。
5万円近く支払ったのに何も結果を残せなかった時の
無念は計り知れないものでした。
所詮は専門病院ではないので投薬治療しか受けられません。
ならば他の育毛商品を試してみようと通院治療は断念しました。
『金がない』
それからネット上を探して育毛の関連商品を見つけましたが、
商品単価が異常に高い!2、3万する商品もザラです。
安月給で1人暮らしをしてギリギリで切りつめていた生活に
毎月5千円~1万円の支払いはかなりの負担でした。
それでも生えてほしい一心で様々な商品を試してきました。
投薬治療、塗り薬、頭皮マッサージ、その他育毛商品。
費用は合計10万円以上はかけたと思います。
他の方々からしたら全然低い金額ですが、
安月給の新社会人にとって10万円は決して安くはありません。
ましてや、周りの新社会人が車を購入するなか、
私だけハゲに悩まされ、買いたくもない育毛商品を買い続けなければならないのか。
あまりにも馬鹿らしくなりモチベーションを維持することができなくなり、
とうとう治療を初めてら3年後の21歳で全ての治療を断念しました。
ハゲてしまう原因や的確な治療は人の数だけ違います。
ハゲの特効薬があるなら借金してでも手に入れたいところですが、
資金力の乏しい若造が入手することは難しいです。
ましてや育毛よりもさきに生活が破綻しては意味がないです。
よって私は自分の生活バランスをとるために坊主にしました。
『私は坊主にした』
決断したのは今年の7月でした。
いろいろ考えましたが、坊主にするならサービスの質は落としていいのだから
安い理髪店で坊主にしたほうが安上がりなので、
「坊主にする」ことに決めました。
最後はすごく単純な理由でしたね^^
坊主にした最初は同僚から坊主にした理由をしつこく聞かれましたが、
3日も経つと周囲も私の坊主姿に慣れてきました。
その後は自分自身もメガネを買い替えるなどして新しい自分を探し始めました。
ハゲている頃ではオシャレをしようともハゲがすべてをぶち壊すから
自分とは縁のないものだと思い込んでいました。
しかし、こうして新しい自分と出会える日々はとても充実しています。
私はハゲをなかなか潔く受けいれることはできませんでしたが、
一度勇気をだして踏み出してみれば道は開けます。
あとは踏み出した道を信じて後悔のない日々を歩んでいきましょう。